新型「シボレー コルベット」のLT1 6.2リッターのスモールブロックV8エンジンが 米国の自動車メディア「ワーズオート」の「10ベストエンジン2015」に選定
2014-12-15
新型「シボレー コルベット」のLT1 6.2リッターのスモールブロックV8エンジンが
米国の自動車メディア「ワーズオート」の「10ベストエンジン2015」に選定
ゼネラルモーターズ(GM)のブランドの一つであるシボレーは、 新型「シボレー コルベット」(2014年12月20日(土)に日本で発売予定)に搭載された最先端「LT1 6.2リッターのスモールブロックV8エンジン」が、米国「ワーズオート」誌が選ぶ「世界の10ベストエンジン」に2年連続で選ばれたことを発表しました。
「ワーズオート」誌は、12のメーカーの37のエンジンの「パワー、燃料効率、新技術、洗練度を比較・検討しました。
GMのグローバル・パワートレイン担当バイス・プレジデントのダン・ニコルソンは、「ワーズオートの専門家がこのLT1エンジンを2年連続でベストエンジンとして選定したことは、私たちの開発チームが、妥協を許さないパフォーマンスと高い耐久性、そして高効率を備えるエンジンを開発したことを証明し、それゆえ、シボレー コルベットが現在、世界でトップクラスのスポーツカーの一つであることを確固としたのです」と述べています。
今回の最先端技術の新型LT1型スモールブロックのテクノロジーにより、歴代のシボレー コルベット中で、最も速く、パワフルで、燃料効率の良いシボレー コルベットにしています。また、最高出力が339Kw(460PS)で0-60mph加速は、わずか3.8秒を実現します。
ワーズオート・ワールドのエグゼクティブ・エディターであるトム·マーフィー氏は、「第7世代新型シボレー コルベットは、6.2リッターLT1型V8エンジンなくしては存在できません。このエンジンは、60年にも及ぶGM歴代のスモールブロック・エンジンの伝統を受け継ぎつつ、エンジンヘッドをはじめトルクコンバーターにいたるまで全体のエンジンが再開発され、この大きなエンジンファミリの中でも最も特別なエンジンです。この460馬力のエンジンがコルベットに装着されると、デトロイトの極上のマッスルカー思い起こさせる存在感のあるV8の排気音をうならせます。それだけではなく、効率も良いです。ワーズオートの編集者が新型「シボレー コルベット」の8速AT(オートマチック・トランスミッション)に試乗したところ300マイル(483km)以上の走行でも20mpg (8.5km/l)以上の燃費を実現できました」と述べています。
この高度な燃焼システムをサポートするため、LT1型、スモールブロック・エンジンの新しい5世代目のファミリは、直噴システム、アクティブ・ヒューエル・マネジメント(可変気筒システム)、連続可変バルブタイミング(VVT)など、いくつかの高度な技術が組み合わされて開発されました。そして、パワーと効率を向上させるために前例のないレベルの解析作業が行われました。エンジン開発に際し、コンピューターによる解析は1,000万時間以上(CPUタイム)におよび、そのうち600万時間が先進的な燃焼システム開発のために費やされました。
直噴システムは、混合気の完全燃焼を促進し、燃焼効率向上のために大きな役割を務めています。それには、精密に制御された混合気と燃料噴射パターンが欠かせません。直噴システムは、燃焼室の温度を低く保つことにより、より高い圧縮比を採用することができました。
新型シボレー コルベットに搭載されているスモールブロックV8エンジンは、4.3リッターV6、5.3リッターと6.2リッターV8SUVエンジンを含み、新型シボレー シルバラード、サバーバン、タホーとGMCユーコン、シエラ、キャデラック エスカレードにも搭載されています。このLT1型エンジンは、ニューヨーク州トナワンダ工場で生産され、この工場では以前の「ワーズオート10ベストエンジン」に選ばれたキャデラックATSとCTSの2.0リッター4気筒直噴ターボエンジンも生産しています。
先進技術を採用した新型6.2リッターLT1型V8エンジンの特徴
- 直噴システムとアクティブ・フューエル・マネジメント(可変気筒システム)、連続可変バルブタイミングなど、パワーと燃費を両立させた先進的燃焼システムを採用しています
- 最高出力は、「シボレー コルベット」の場合、339kW(460PS)、最大トルクは、624N・m(63.6kg・m)です。さらに、スポーツ仕様の「シボレー コルベットZ51」は、343kW(466PS)、最大トルクは、630N・m(64.2kg・m)で、フル加速時には、0-60mph(0-96km/h)加速を従来よりも速い3.8秒で走り抜けます。GMが開発したハイドラ・マチック8L90型パドルシフト付き8速ATと7速マニュアルから選べます
- 燃費効率を高めるため、新たに開発された直噴V8エンジンは、加速中はV8エンジンとして、クルージング時には、V4として作動し、エコ・モードの場合は急加速しない限り、基本的にV4状態を維持し、結果として、燃費については、米国EPAハイウェイモードにおいては、29mpg(12.3 km/l)で高性能スポーツカーセグメントをリードしています
新型「シボレーコルベット」の詳細はこちらから:
http://media.gm.com/media/jp/ja/gm/news.detail.html/content/Pages/news/jp/ja/2014/Nov/1104_GMJChev.html
シボレーについて
1911年に米国・デトロイトで生まれたボウタイ(蝶ネクタイ)ロゴで有名なシボレーは、世界140ヵ国以上で販売しており、2013年の世界販売台数は498万台を記録し、世界中で支持されている自動車ブランドです。シボレーのブランドコンセプトは、クール(かっこいい)、ファン(楽しい)、フリーダム(自由)な気持ちになる今時のアメリカン・ブランドです。シボレーは、現在、グローバル・ビジョン「FIND NEW ROADS」を展開しています。このビジョン「FIND NEW ROADS」は、独創性のあるクルマを創ることで、世界各国で、シボレー・ブランドをより一層強化していくことです。
日本においては、「シボレーコルベット」や「シボレーカマロ」などのスポーツタイプのクルマが馴染み深いですが、2011年からミドルサイズSUV「シボレーキャプティバ」やワイルド・コンパクト「シボレーソニック」も発売しています。シボレーについての詳細は、Webサイト(http://www.chevrolet.co.jp/)をご参照ください。